個展のお知らせ
11月27日から東京で個展を開催します。
新作のほか、高精細ジークレープリントも制作しました。
ぜひご高覧下さいませ。
上田風子個展
「まえぶれ」
清アートスペース
2021年11月27日~12月15日
休廊日:月曜・祝日
11:00~19:00
新宿区愛住町8-16
http://www.kiyoshiart.com/
google MAP:https://goo.gl/maps/XmgEAPVPZcDj211j6
ペインティング作品とジークレープリントについてはギャラリーまでお問い合わせください。
在廊日はInstagramかTwitterで随時お知らせしています。
以下、個展に関してのプレステキストです。
『上田風子、1979年栃木県出身。2003年 に東京工芸大学大学院修了。2000年に「ひとつぼ展」入選、2001年にJACA特別賞、2004年にVOCA展出品など多数の受賞で一躍注目を集め、国内外を問わず多くの展覧会やアートフェアで精力的な活動を始め現在に至る。
上田風子は、少女が体験する現実と幻想の入り混じる白昼夢のような情景を独特な色使い・配色で描く。イメージの氾濫に翻弄され、どこにもない場所へ接近できる喜びがあると、私的な感情で描かれる作品は、反面、物質・情報が飽和した近・現代に生きる同時代の人々にその現実の鏡として共感を生み出す。より美しくするために品種改良を繰り返し肥大化した花弁を持つ大菊や、品種を保つために意識的な維持管理が不可欠な金魚など、「美」を追求する人間の手で観賞用にその姿を改良されてきたものたち。本展は、上田風子のこうした人工的な美と欲求への関心に基づいて制作される新作と近作で構成される。 「美術表現において古来から理想の「美」と重ね合わされてきた女性像にも通じる、人の根源的欲求をそこに見ることができるからだ。人の手を離れては自生できない存在として、その腕さはますます「美」を引き立てるものとなる。」と上田はそう語った。
人はいつでも「美」を鑑賞する側の立場を疑わないが、その立場の境界線が反転することは可能だろうか?そのような欲望を抱きながら表現の可能性を探り続ける上田風子の作品、ぜひご高覧いただけると幸いです。』